ユースケース01

「データの価値化」へ
アフターサービス強化を目指した稼働実績データの活用

ビジネスを顧客ライフサイクルで捉えると、販売後のアフターサービスは⻑期的な利益獲得が望める領域です。アフターサービスは新興国が不得⼿な分野でもあるため、差別化のポイントとなると同時に貴重な顧客接点を⽣み出します。
販売した製品からIoT情報を取得、その他様々な情報と組み合わせることで、顧客をさまざまな局⾯で捉えることができるようになります。こうして得たデータは、アフターパーツ販売の機会ロス防⽌やタイムリーな対応による顧客満⾜度の向上、更には新製品企画時における貴重なフィードバック情報として役⽴てることができ、継続したデータ活⽤の積み重ねがやがて「データの価値化」につながっていきます。

お客様の課題

アフターサービス強化の
ためのサービスを探して
いる
IoTでのデータの取り⽅
やどんなデータをとれば
いいかがわからない
顧客満⾜度向上につなげ
るためのデータ活⽤⽅法
がわからない
データの価値化につなげ
るための具体的なノウハ
ウを知りたい

クオリカの解決策

IoTデータ収集端末、通信回線網、クラウドを⽤いることで、販売後の製品の稼働状況が遠隔で確認可能になります。対象機器ごとにメンテナンス情報や修理履歴を管理することにより、アフターサービスの強化や新商品企画時のフィードバック情報といった「データの価値化」につなげることが可能になります。

特徴と効果

機械の一覧
・機械別稼働状況の確認
・部品交換、損害の確認
機械別の稼働状況
・稼働状況の確認
・利用状況の追跡調査
機械保守/エラー状況
・部品別の交換時期の確認
・交換履歴の確認
・故障履歴の確認
情報が集まると
使われ方が
見えてくる
部品の消耗が
見えてくる
故障状況が
見えてくる
設計へのフィードバック
需要予測(製品/部品)
商品の競争力向上
生産/在庫最適化
メンテナンス計画の
提案
保守売上向上
顧客接点の増加
不具合の早期対応
ダウンタイムの短縮
顧客満足度の
向上

実際の導入例

工作機械メーカーA社の場合

遠隔監視と稼働実績データの有効活用

導入前の課題
機械稼働状況の監視
現地訪問や現地スタッフへの問い合わせをしなければ、機械の稼働状態を確認できないため、遠隔監視で確認作業を軽減したい。

障害状況の把握
障害や異常の発生時にエンドユーザーとの情報共有ができていないため、対応に時間がかかる。


導入後の成果
機械稼働データのモニタリング
機械の実績データをモニタリングし、統計情報を遠隔地でも確認できるようになったため、今何が起きているかを瞬時に把握することが可能になった。
定期的な稼働状況点検
稼働データ収集により、数値的な変化を確認することで故障予測などの判断が可能に。現地スタッフの点検も、現地でしかできない項目のみに減らすことができ、業務効率化に貢献。
アフターサービスの強化
保守点検の実績や修理履歴をサービス内で管理することにより、機械ごとに健康状態や修理履歴を詳細に把握できるようになり、営業やアフター部門で情報を最大限に活用できるようになった。

食品機械メーカーB社の場合

安定稼働の実現

導入前の課題
日々のメンテナンスの重要性
対象となる機械は毎日大量に生産を行う必要があるため、予期せぬトラブルによる機械停止を未然に防ぎたい。

迅速な修理体制
深夜生産の増加や多品種少量生産に対応するため、オペレータの役割とメンテナンス作業が細分化したため、修理の迅速化が求められている。

導入後の成果
機械のダウンタイム短縮・安全稼働
機械の実績データをモニタリングして統計情報を確認できるようになり、機械内部のアラートを見逃すことがなくなり、故障時の原因追及が容易になったため、的確に修理を進められるようになった。
データに基づく修理体制のきょうか
稼働実績データや修理履歴、修理した際の気づきなどをデータとして蓄積できるようになり、修理のノウハウをチームとして共有できるようになった。同時に、データに基づいた修理体制を敷くことが可能になった。

関連製品・サービス

製造現場の設備・機器の稼動データを活用し、
業務や経営の課題解決に活かす。
それが、遠隔監視・予防保全ソリューション「CareQube+」です。

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